八咫烏神事 やたがらすしんじ
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 田辺市本宮町本宮1110 |
指定年月日 | 昭和40年9月20日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 熊野本宮大社神事保存会 |
解説
熊野三山の一つ、熊野本宮大社で毎年1月7日の夕刻に行われ、年頭に作られた宝印の押し初め神事。次第は、礼殿での祭典が営まれ、牛玉札を挟んだ枝を松明で清め、古式に則り浄闇(じょうあん)の中、柱に宝印が押される。続いて神職が各々掌に当てた懐紙に宝印を押され「白玉牛玉」が授けられる。その後、一般の参列者にも白玉牛玉が授与される。熊野信仰における牛玉宝印の重要性や信仰の歴史を示す一連の行事として貴重である。