上野の獅子舞 うえののししまい
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 田辺市下川下 |
指定年月日 | 昭和37年2月13日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 上野の獅子舞保存会 |
解説
旧大塔村の上野に鎮座する春日神社において、秋祭に奉納される獅子舞である。この獅子舞は単なる神賑(かみにぎ)わいの行事でなく、厳粛な神事として演じられ、五穀豊穣と村人の安全を祈願する。伊勢太神楽(いせだいかぐら)の系統で10曲9舞があり、舞手はいずれも二人立ちで、曲目によって天狗(てんぐ)とお多福が登場する。獅子が自分の胴の下を巧みにくぐる「くぐり」の技法などは他に類例がなく、工夫が凝らされている。公開時期:11月3日