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熊野本宮大社 くまのほんぐうたいしゃ

員数 3棟
構成要素 第一殿・第二殿(西御前・中御前)(だいいちでん・だいにでん(にしごぜん・なかごぜん))、第三殿(証誠殿)(だいさんでん(しょうせいでん))、第四殿(若一王子)(だいよんでん(にゃくいちおうじ)) 附指定:棟札1枚、棟札1枚
地域 西牟婁地域
所在地 田辺市本宮町本宮1110
時代 江戸時代後期
指定年月日 平成7年12月26日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 有形文化財(建造物)
所有者 熊野本宮大社

解説

かつては熊野川に音無川(おとなしがわ)が注ぐ中洲状の場所(現在は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる)にあったが、明治22年(1889年)の洪水による被害を受けたため、同24年(1891年)に音無川に沿って北方に約1キロメートル上った現在地に移った。この洪水により多くの建物を失ったが、現在残る3棟の社殿は、被害を免れて移築されたものである。流出した中四社、下四社は、旧社地の石の祠(ほこら)に祀られている。
第一殿・第二殿は桁行五間、梁間四間、入母屋造で正面に五間の向拝(こうはい)を設ける。第三殿、第四殿は熊野造(くまのづくり)で構造・形式・規模が同じで、桁行三間、梁間正面一間・背面二間、正面切妻造、背面入母屋造、妻入(つまいり)で、正面に一間の向拝が取り付く。各社殿は、いずれも大規模で木柄(きがら)が太く、形式や細部の手法に特徴がある。現在の社殿は、明和7年(1770年)の火災の後、第一殿・第二殿、第四殿は享和元年(1801年)から同2年(1802年)にかけて、第三殿が文化4年(1807年)から同7年(1810年)にかけて造営されたことが棟札から分かる。

所在地

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