天野の御田祭 あまののおんだまつり
地域 | 伊都地域 |
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所在地 | 伊都郡かつらぎ町上天野 |
指定年月日 | 昭和56年7月13日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 天野の御田祭保存会 |
解説
丹生都比売(にうつひめ)神社に伝わる御田祭で、平安時代に始まり、祭事の形態に変遷があったものの、室町時代の姿を今に伝える農耕神事である。天野の氏子が田人(たびと)、牛飼(うしかい)、一石(いっこく)、早乙女(さおとめ)、田鶴女(たづめ)、れい坊の役で、稲作の豊穣を祈り神前で舞を奉納する。神前において神官による降神の儀が行われた後、田人と牛飼が問答をなし歌をうたい、田打播種(たうちはしゅ)から刈入れまでの芸能を尽くす。紀の川筋に伝承される御田舞(おんだまい)はわずかであり貴重である。(公開時期:1月第3日曜)