高野山奉納小型木製五輪塔及び関連資料 こうやさんほうのうこがたもくせいごりんとうおよびかんれんしりょう
員数 | 12,312点 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山 |
指定年月日 | 令和3年3月11日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 圓通寺 |
管理団体 | 高野山霊宝館 |
解説
平成31年(2019年)4月に、高野山真別所圓通寺本堂の須弥壇下から発見された木製の五輪塔群である。五輪塔は木箱15点に収納されており、木箱の墨書(ぼくしょ)などから江戸時代後期の製作と推定される。五輪塔は仏教教理に基づく供養塔で、仏教的宇宙を構成するものとされる。奉納された五輪塔は、10センチメートルほどの大きさで、塔の底部には、奉納者の名や地域のほか、奉納の目的なども記されている。また、塔の内部に、経文のほか納入品が籠(こ)められているものもある。
関連資料は、五輪塔とともに納められていた神札や護符、祈祷札などで、五輪塔が奉納された当時の信仰的な背景を窺うことができる。