木造八大童子立像(恵光、恵喜、烏倶婆誐、清浄比丘、矜羯羅、制多伽)(所在不動堂) もくぞうはちだいどうじりゅうぞう(えこう、えき、うぐばが、しょうじょうびく、こんがら、せいたか)(しょざいふどうどう)
国宝
| 員数 | 6躯 |
|---|---|
| 地域 | 伊都地域 |
| 所在地 | 伊都郡高野町高野山(高野山霊宝館寄託) |
| 時代 | 鎌倉時代 |
| 指定年月日 | 明治30年12月28日旧国宝指定、昭和30年2月2日国宝指定 |
| 指定等区分 | 国指定 |
| 種類 | 彫刻 |
| 所有者 | 宗教法人金剛峯寺 |
| 管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
不動堂の本尊不動明王の脇侍として祀られていた童子像である。8躯の童子像のうち附指定の阿耨達童子と指徳童子は鎌倉時代後期の補作である。国宝指定を受けている六童子は、その構造や技法など様式が同じで、一具として制作されたと考えられる。いずれも保存状態はすこぶるよく、像の表面に施されている彩色は鮮やかに残る。作者については、運慶作の寺伝があることや、X線撮影によって神奈川県浄楽寺蔵の運慶作の諸像に納められていたものと同じ月輪形木札が胎内に納められていることが確認されたことから、運慶を大仏師とする慶派仏師の作と考えてまず誤りはない。特に衿羯羅・制多伽の二童子は、他の像に比べて造形的にもすぐれ、運慶の作ではないかと考えられている。(和歌山県文化財ガイドブック)