森家住宅 もりけじゅうたく
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 主屋(おもや)、隠居屋(いんきょや) |
地域 | 日高地域 |
所在地 | 日高郡印南町崎ノ原275-4 |
時代 | 大正5年,昭和40年 |
指定年月日 | 令和3年2月26日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
切目川沿い中山間部に所在する崎ノ原(さきのはら)郵便局に隣接して建つ、郵便局長の住宅である。
主屋は、平屋建、入母屋造、瓦葺で南面して建ち、大正5年(1916年)に建設された。なお、建設当時は中本家という農家の住宅であった。軒先は出桁造、内部は四間取とし、低い軒や間取りなどに紀州の山間農家の伝統を継承する。
隠居屋は、主屋の西側に接して建つ平屋建、入母屋造、瓦葺で、昭和40年(1965年)に建設された。屋根には崎ノ原集落の住宅で散見される青色の釉薬瓦(ゆうやくがわら)が使用されており、建設当時の流行を伝えている。主屋とともに、当地の歴史的景観の形成に寄与している。