堀河屋野村 ほりかわやのむら
員数 | 5棟 |
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構成要素 | 店舗兼主屋(てんぽけんしゅおく)、土蔵(どぞう)、第一仕込蔵(だいいちしこみぐら)、第二仕込蔵(だいにしこみぐら)、作業蔵(さぎょうぐら) |
地域 | 日高地域 |
所在地 | 御坊市薗743 |
時代 | 江戸時代後期~末期、大正時代 |
指定年月日 | 平成26年10月7日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
御坊市薗の新町通りに面し、醤油の醸造販売業を営む。廻船業者が集積した当地区で、廻船業とともに醤油醸造も手掛けたと伝わる。通りに北面して店舗兼主屋を建て、背後に土蔵や醸造施設を配置する。
店舗兼主屋は、木造平屋建、入母屋造、本瓦葺の町家建築で、江戸時代末期に建築、明治中期に東側に増築した。軒の低い外観、出格子、木部に塗られたベンガラなど伝統的意匠をよく伝える。背後の醸造施設は、江戸時代末期から昭和前期にかけて建てられたもので、いずれも現役の施設として使用されている点も貴重である。