福田家住宅 ふくだけじゅうたく
員数 | 6棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、米蔵(こめぐら)及び納屋(なや)、北蔵(きたぐら)、門(もん)、内塀(うちべい)、土塀(どべい) |
地域 | 那賀地域 |
所在地 | 岩出市山318 |
時代 | 明治・昭和時代 |
指定年月日 | 平成24年2月23日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
地主で村長も務めた福田家の居宅。非常に丁寧な施工で質が高く、この地域における明治期の代表的な農家建築の一つ。敷地は南北に細長く、南辺に門、ほぼ中央に南面して主屋、門から主屋への導入路に沿って西側に内塀、東側に米蔵及び納屋、主屋の北に北蔵を配置し、西の道路沿いに土塀を築く。
主屋は、木造平屋建、入母屋造、本瓦葺で、下屋(げや)を付す。南面のほぼ中央に式台(しきだい)玄関を設け、風格ある構えとする。東に通りにわを設け、床上部は縁を介して庭園がある。
門は、昭和24年(1949年)の長屋門焼失の翌年、その部材を再利用して建築された薬医門(やくいもん)である。土塀は桟瓦葺で、壁体は洗い出し仕上げとし、基礎は非常に精緻な間知石(けんちいし)が積まれる。