小田井灌漑用水路(龍之渡井) おだいかんがいようすいろ(たつのとい)
員数 | 1基 |
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地域 | 那賀地域 |
所在地 | 紀の川市西野山,伊都郡かつらぎ町高田 |
時代 | 大正8年 |
指定年月日 | 平成18年3月2日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 小田井土地改良区 |
解説
(龍之渡井) 穴伏川(あなふしがわ)に架かる本水路最大の水路橋。橋長は20.5m。コンクリート造及び煉瓦(れんが)造。煉瓦はフランス積み。手摺(てす)りを取り付けている他はほとんど完成時の姿を見せる。 「小田井」は18世紀初頭、紀州藩主の命を受けた大畑才蔵(おおはたさいぞう)らによってつくられた紀の川水系の代表的な灌漑用水で、橋本市高野口町から岩出市に至っている。和泉山脈の南麓を流れるこの水路は、紀の川に流れ落ちる数多くの谷を横断することから、そこには水路橋が設けられた。しかし当初は木造であったため大水の際は大きな被害を受け、明治から大正にかけて恒久的なものに改修された。