稲積島暖地性植物群落 いなづみじまだんちせいしょくぶつぐんらく
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 西牟婁郡すさみ町周参見 |
指定年月日 | 昭和46年3月1日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
所有者 | すさみ町 |
解説
周参見(すさみ)湾の中央に浮かぶ、約4ヘクタールの円錐形をした小島で、山王王子(さんのうおうじ)神社の社叢として保護されてきたために、良好な照葉樹林が全島を覆っている。島の南側は急峻な崖が広がり、ウバメガシ、トバラなどを構成種とするウバメガシ林が発達している。島の北側は傾斜が比較的緩やかで、スダジイを主体とした照葉樹林が発達している。つる植物のサカキカズラが各層にわたって繁茂し、オオタニワタリなどの貴重種も生育している。