白浜の化石漣痕 しらはまのかせきれんこん
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 西牟婁郡白浜町 |
指定年月日 | 昭和6年2月20日指定、昭和15年8月30日名称変更 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
管理団体 | 白浜町 |
解説
江津良(えづら)の阪田鼻から田尻浜に至る海岸にあり、汀線(海岸線)沿いに新生代第三紀鮮新世の砂岩と砂質泥岩の互層(ごそう)が露出しており、この砂質泥岩中に化石漣痕が見られる。そもそも漣痕は、浅い海底の砂の表面に波の営力によって海底の砂が動いてできたもので、それが乱されないうちに薄い粘土に覆われて固まり地層となり、その後、砂岩が侵食され漣(さざなみ)化石として見えるようになったものである。