赤滑の漣痕 あかなめらのれんこん
員数 | 1,800㎡ |
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地域 | 西牟婁地域 |
所在地 | 田辺市鮎川 |
指定年月日 | 昭和49年12月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
所有者 | 個人 |
管理団体 | 田辺市教育委員会 |
解説
漣痕とは、遠浅の海底にできた漣(さざなみ)の痕跡が模様となって砂の上に残り、そのまま地層の間に挟まって堆積岩になったもので、「化石漣痕」や「漣痕の化石」と呼ばれている。
ここの漣痕は古第三紀層(4~5千万年前)のもので、地層面が北に向かって60~70度の急角度で傾斜し、高さ約30メートル、幅約50メートルのものが2か所で露出している。熊野地方の地形とその成り立ちを物語る貴重な資料である。