紀州備長炭製炭技術 きしゅうびんちょうたんせいたんぎじゅつ
地域 | 日高地域 |
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所在地 | 日高郡、田辺市、西牟婁郡、東牟婁郡管内 |
指定年月日 | 昭和49年4月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 紀州備長炭製炭技術保存会 |
解説
紀州特産の備長炭は堅炭(かたずみ)の代表格で、県木(けんぼく)であるウバメガシを1,000度以上の高温で焼成(しょうせい)したのち急冷却して製造する。このようにして作られた炭は、着火すると高温を発する特徴をもっている。紀州における木炭の歴史は古く、平安時代に始まるといわれ、江戸時代になると藩の保護政策もあってさらに発展した。備長炭の名称は、元禄年間に田辺の炭問屋(すみどんや)であった備中屋(びっちゅうや)長左衛門が自分の名をとって名付けたと伝えられている。