鳥巣半島の泥岩岩脈 とりのすはんとうのでいがんがんみゃく
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 田辺市新庄町 |
指定年月日 | 昭和11年9月3日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
管理団体 | 田辺市 |
解説
鳥巣半島西岸から北岸にかけての海食台(かいしょくだい)上及びその背後の海食崖(かいしょくがい)には、数百条に及ぶ泥岩岩脈が発達している。この岩脈は新生代第三紀中新世の田辺層群の上部累層に含礫泥岩(がんれきでいがん)が貫入したもので、幅200~300メートル、長さ1,500メートル以上続く岩脈帯を形成しており、砕屑岩脈(さいせつがんみゃく)群としては日本最大の規模である。各岩脈の幅は1センチから30センチを超えるものまであり、水平的には数百メートル以上追跡できるものもある。