神島 かしま
| 地域 | 西牟婁地域 |
|---|---|
| 所在地 | 田辺市新庄町3972 |
| 指定年月日 | 昭和10年12月24日指定 |
| 指定等区分 | 国指定 |
| 文化財分類 | 天然記念物 |
| 管理団体 | 田辺市 |
解説
田辺湾に浮かぶ小島で大山と小山の2島からなり、古くから海上鎮護の神として崇敬されてきたため、島全体を覆う森は厚い保護を受けてきた。島内には、温暖な地域に多く見られる暖地性の照葉樹林がよく発達し、南方熊楠らの研究により、学術的に貴重なハカマカズラをはじめとする暖地性のつる植物や粘菌類が多く生育していることが確認されている。また、岩盤には貝類の化石が見られ、侵食による痕跡が明瞭で地質学的にも貴重である。
