蟾蜍岩 ひきいわ
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 田辺市稲成町 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
所有者 | 田辺市 |
解説
田辺市稲成町の岩屋観音堂の下手の林内に立つ、高さ約45メートル、周囲60メートルの大きな岩で、その形態が大きなカエルが天を仰いで雨を呼ぶ格好に似ているので名付けられた。田辺湾付近一帯は第三紀の新層に属し、岩石は軟質の砂岩・頁岩(けつがん)・変成岩からなり、所々に奇岩怪石を形成している。周辺の岩には直立的な節理(せつり)が発達しているが、ひときわ目立つひき岩は厚板状の節理を持つために、このような奇景となった。