吉祥寺薬師堂 きっしょうじやくしどう
員数 | 1棟 |
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構成要素 | 附指定:厨子1基、棟札2枚 |
地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町粟生250 |
時代 | 室町時代中期 |
指定年月日 | 大正6年4月5日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 吉祥寺 |
解説
桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、茅葺(かやぶき)の建物で、平面は中央を一間四方の内陣とし、入側(いりがわ)に外陣(げじん)・脇陣(わきじん)・後陣(こうじん)を廻らす。内陣(ないじん)の後陣境に須弥壇(しゅみだん)と、軒・屋根を造る厨子(ずし)を後陣にまたがって置き、内陣を広く取る。棟札によって応永34年(1427年)の建立が明確である。厨子は明応2年(1494年)に造られたことが墨書(ぼくしょ)によって分かる。厨子正面の出桁(でげた)を受ける絵様肘木(えようひじき)は他に例のない特異な形態を持っている。堂内では「粟生のおも講と堂徒式」が演じられる。