増田家住宅 ますだけじゅうたく
員数 | 2棟 |
---|---|
構成要素 | 主屋(しゅおく)、表門(おもてもん) 附指定:棟札2枚、祈祷札2枚 |
地域 | 那賀地域 |
所在地 | 岩出市曽屋173 |
時代 | 江戸時代中期 |
指定年月日 | 昭和44年3月12日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
増田家は駿河今川氏の家臣であったといわれ、代々大庄屋(おおじょうや)を務めた。主屋は棟札によれば宝永3年(1706年)の建築で、県内に残る大規模な住宅としては最古のものである。主屋は南面し、東が居室部、西が座敷となっている。土間上は大梁(おおばり)を縦横に架けた壮大な小屋組(こやぐみ)を見せており、大庄屋の住宅の風格を示している。敷地正面の表門は長屋門形式で、祈祷札(きとうふだ)から宝暦9年(1759年)に建てられたことが明らかで、屋敷構えがよく残されている。