宝善院庭園 ほうぜんいんていえん
地域 | 伊都地域 |
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所在地 | 伊都郡高野町高野山586 |
指定年月日 | 昭和41年12月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 宝善院 |
解説
書院南側の広い平庭を利用して造られた池泉蓬来(ちせんほうらい)式庭園で、桃山時代初期に作庭されたと見られる。特色としては池泉内に鶴亀両島の配置はなく、枯山水庭園の趣向が表現されている。池の正面背後は、蓬莱島(ほうらいじま)を中心として、向かって左側に三尊石(さんぞんいし)の形に立石を組み、枯滝を作り、鶴島・亀島を配して、左から右に滝の流れを動的に表した枯山水である。枯山水の石組の配置や滝口の手法などが良く、庭全体の観賞価値は高い。