光臺院庭園 こうだいいんていえん
員数 | 958.0平方メートル |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山649 |
指定年月日 | 平成22年2月22日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 金剛峯寺、光臺院 |
解説
昭和28年(1953年)に重森三玲の設計によって書院前にある山畔を利用した庭である。作庭当時は池泉の優雅な曲線の洲浜形(すはまがた)地割庭園で、これに枯滝石組、岩島、蓬莱石組からなっていたが、現在は涸れ池(かれいけ)になっている。この庭園の特徴は3点あり、書院から見て対岸の龍門瀑(りゅうもんばく)様式の滝で鋭い形をした巨大な鯉魚石(りぎょせき)が3段目の滝を登らんとしている。次に池護岸の洲浜形のデザインで出島が左側に五つ、右側に四つもあり優雅な曲線を描いている。もう1点は書院前の大きな石による七五三石組(しちごさんいしぐみ)である池庭が優美であることで、この石組によって庭園に奥行きが出て、より一層景色を楽しむことができる。