木造金剛力士立像(仁王像) もくぞうこんごうりきしりゅうぞう(におうぞう)
| 員数 | 2躯 |
|---|---|
| 地域 | 東牟婁地域 |
| 所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
| 時代 | 鎌倉時代 |
| 指定年月日 | 平成2年4月18日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 種類 | 彫刻 |
| 所有者 | 宗教法人那智山青岸渡寺 |
解説
本像は、上半身裸形の寄木造、彫眼、彩色仕上げの忿怒相、向かって右に阿形、左に吽形の仁王像である。筋肉の表現には若々しい精細さの減少がみられ、衣文の表現にも形式化が見られるものの、均衡のとれた頭体の表現は写実的で、鎌倉彫刻特有の野趣にあふれた質実剛健な気風を残す優品である。躍動感のある腰裳を翻す軽快な作風から、鎌倉時代後半の慶派系の名のある仏師の造立と思われる。県内では数少ない仁王の古仏である。(和歌山県文化財ガイドブック)