井澗家住宅線香水車小屋 いたにけじゅうたくせんこうすいしゃごや
| 員数 | 1棟 |
|---|---|
| 地域 | 西牟婁地域 |
| 所在地 | 西牟婁郡すさみ町周参見1046 |
| 時代 | 大正時代後期 |
| 指定年月日 | 令和6年12月3日登録 |
| 指定等区分 | 国登録 |
| 分類 | 有形文化財(建造物) |
| 所有者 | 個人 |
解説
太間川(たいまがわ)沿いの熊野参詣道大辺路に面した敷地に建つ線香水車小屋である。井澗(いたに)家は明治時代から昭和中頃まで線香原料製粉業や線香製造業を手がけた。現在は井澗家関係者や地元有志によって水車が復元され、地域拠点としての活用が検討されている。
線香水車小屋は木造平屋建、鉄板葺屋根で、大正後期に建設された。東西に長い小屋の中央に石積みの水路を通して大型水車を設置し、その左右2室を作業場とした。水車の左右には、縦杵と横杵をそれぞれ4挺ずつ設置し、計16基の搗(つ)き臼を稼働させて、線香の原料となる杉葉等を製粉した。
和歌山県内に現存する唯一の線香水車小屋とみられ、紀伊半島の線香製造業を伝える貴重な遺構である。