伊藤家住宅 いとうけじゅうたく
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、離れ |
地域 | 日高地域 |
所在地 | 御坊市御坊33 |
時代 | 大正前期~昭和前期 |
指定年月日 | 平成27年3月26日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
御坊市の寺内町中心部、東町の通りに西面し、当初は山林業者の住宅として建てられた。
主屋は、切妻造、瓦葺、建ちの高い2階建の町家で、大正前期の建築と推定される。正面一階の出格子、軒先のオダレと呼ばれる雨除け板など、当地域の歴史的意匠を残す。2階は鼠漆喰壁に白色の額縁窓を設け、鮮やかな色彩の対比を見せる。背後に接続する8畳2室は広縁(ひろえん)を備え、より上質な造りである。
離れは主屋の東に位置し、主座敷8畳は床、棚、書院を備えた書院造で、内外とも良材を用いた上質な建物であり、昭和前期の建築と見られる。