堀河屋又兵衛家住宅 ほりかわやまたべえけじゅうたく
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、土蔵(どぞう) |
地域 | 日高地域 |
所在地 | 御坊市御坊85 |
時代 | 江戸時代末期、昭和前期 |
指定年月日 | 平成26年10月7日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
林業家の事務所兼住宅で、寺内町中心部の中町通りに面する。当主は代々又兵衛を襲名し、蝋燭、塩、米などの地場の産物を商い、明治末期から林業にも進出した。
主屋は江戸時代末期の建築で、昭和前期に背面側の2階などが増築された。外観は、本瓦葺の低い軒、オダレと呼ぶ軒先の雨除け板、出格子など、この地方の古い町家の形式をよく伝える。2階建の増築は、日高川の氾濫被害に備えるためと伝わる。
通りに妻を見せて建つ土蔵は、昭和5年(1930年)頃の建築と伝え、基礎は花崗岩積、腰を縦板張とする上質の蔵である。主屋とともに寺内町の歴史的な景観を構成する。