安久川の千躰仏 あくがわのせんたいぶつ
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 西牟婁郡白浜町才野 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 個人 |
解説
安久川河口にある地蔵山の麓、中腹、頂上等に石仏が点在している。当地産出の軟砂岩の一材に一尊から数尊、多いものは十数尊の地蔵尊をレリーフしている。中腹には石龕(せきがん)を造りその群像を納め、特に山頂には貞享4年(1687年)と宝永2年(1705年)在銘のものを含め、約50躯(たい)もの石仏が一群として祀られている。造立の目的は明らかでないが、江戸時代中期頃の石仏群として貴重である。