百間山渓谷 ひゃっけんざんけいこく
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 田辺市熊野 |
指定年月日 | 昭和41年4月12日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 個人 |
管理団体 | 田辺市教育委員会 |
解説
標高999メートルを誇る百間山の南西斜面に位置する。南斜面は急峻で、年間4,000ミリに達する降雨地帯であるため、嶺々の間は大きな渓谷をなす。両岸の断崖には巨岩・奇石群がそびえ立ち、滝が多く、川底には多くの甌穴(おうけつ)が見られる。奇岩群と相まって渓谷美を構成する樹木は、湿度の高い深淵(しんえん)に薄暗く生い茂っている。標高差により暖地性から寒地性の各種の植物が繁茂し、全体として学術的にも貴重である。