須賀神社本殿 すがじんじゃほんでん
員数 | 3棟 |
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地域 | 日高地域 |
所在地 | 日高郡みなべ町西本庄242 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 昭和43年6月27日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 須賀神社 |
解説
社伝によれば、一条天皇の時代に京都の八坂神社から勧請(かんじょう)したという。天正10年(1582年)には兵火によって焼失した。本殿は3棟とも隅木入春日造(すみぎいりかすがづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、規模もほぼ等しく、中央の第二殿のみ若干大きい。室内は内外陣(ないげじん)に分かれているが、内外陣境に唐破風(からはふ)屋根を付け、厨子(ずし)風に作るのは珍しい。蟇股(かえるまた)の彫刻や木鼻(きばな)を様々な動物に形作る。棟札から第二殿が享保5年(1720年)、第一殿、第三殿が翌6年(1721年)に建てられたことが分かる。3殿が並立し、他の建物とともに神社の構えや環境をよく残している。