東田中神社境内社旧竹房神社本殿 ひがしたなかじんじゃけいだいしゃきゅうたけふさじんじゃほんでん
員数 | 1棟 |
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地域 | 那賀地域 |
所在地 | 紀の川市打田577 |
時代 | 桃山時代 |
指定年月日 | 昭和49年12月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 東田中神社 |
解説
この付近は中世の田中荘(たなかのしょう)で、荘内に地主神(じぬしがみ)が8社あって、「田中の八社」と呼ばれてきたが、戦後に4社ずつ合祀(ごうし)され、それぞれ東田中神社、西田中神社となった。東田中神社は、かつての山王権現社(さんのうごんげんしゃ)で、竹房神社(一の宮)他2社をそれぞれの旧地から移築した。
旧竹房神社本殿は小規模な一間社隅木入春日造(いっけんしゃすみぎいりかすがづくり)で、木鼻(きばな)や蟇股(かえるまた)などの装飾的細部に見るべき点が多い。建築年代は明らかでないが、細部の意匠などから16世紀中期から後期頃と考えられる。