木綿家住宅 きわたけじゅうたく
員数 | 4棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、離れ、土蔵(どぞう)、門及び塀 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市堀止東一丁目2-28 |
時代 | 昭和前期 |
指定年月日 | 平成25年6月21日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
木綿家は、近代和歌山の基幹産業であった綿織物の製造販売を営んでいた。住宅は南面して門及び塀を構え、敷地中央に主屋を建て、背後に離れと土蔵を配置する。主屋は木造平屋建、瓦葺で、外観はおおむね和風でまとめるが、玄関脇の応接間にはステンドグラスや洋瓦を用いるなど、洋風の意匠が程よく折衷される点に特徴がある。いずれの建物も昭和14~15年(1939年~1940年)にかけて建設されたもので、改変箇所も少なく、質の高い近代和風住宅として貴重である。