みそや別館 みそやべっかん
員数 | 3棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、上蔵(かみぐら)及び離れ座敷(ざしき)、下蔵(しもぐら) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 橋本市橋本一丁目5-15 |
時代 | 江戸時代後期~明治時代 |
指定年月日 | 平成16年2月17日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
旧大和街道に面した町家。谷口家の店舗兼住宅であり、幕末以降はこの地で呉服屋を営んでいるが、かつて味噌屋であったことから「みそや」の屋号を持つ。街道に面した主屋、中庭を挟んで敷地後部に離れ座敷、上蔵、それに下蔵がある。
主屋は京大工によって明治17年(1884年)に建てられ、つし2階建、切妻造で、平面は西側に開いたコの字型となっている。主屋のこの造りは京都や大坂の富裕な商家で見られる表屋造(おもてやづくり)の縮小型となる珍しい造りであり、京大工の出張普請が棟札で確認できる稀有な例となっている。また、和釘と洋釘の混用が確認でき、建築生産史上も貴重な建造物である。