宇藤家住宅 うとうけじゅうたく
員数 | 4棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、長屋門(ながやもん)、納屋(なや)、門 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市布施屋524 |
時代 | 明治~大正時代 |
指定年月日 | 平成21年1月8日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
和歌山市東部の布施屋(ほしや)地区に所在する農家で、主屋を中心に、敷地の南正面に長屋門を開き、その東に納屋を接続させ、周囲に土塀を廻らせる。西面土塀には簡易な門を設ける。
主屋は木造平屋建、瓦葺、周囲に下屋庇(げやびさし)を廻らせ、西側に落棟(おちむね)で12畳半の座敷を接続させる。建築年代は明確でないが明治前期と伝えられ、座敷は大正頃の増築である。長屋門は桁行20メートル近い長大な建物で、大正期の建築。
郊外の農家の伝統的な屋敷構えを良く残した事例として貴重である。