坂部家住宅主屋 さかべけじゅうたくしゅおく
員数 | 1棟 |
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地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市府中875 |
時代 | 江戸時代後期、文久2年移築 |
指定年月日 | 平成18年3月2日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
和歌山市府中(ふちゅう)の集落の中にあり、敷地のほぼ中央に主屋が建つ。この主屋は、かつて有田市箕島(みのしま)に建てられた農家を文久2年(1862年)に現在地に移築したものである。屋根は本瓦葺とし、四周に下屋庇(げやびさし)を廻らせ、壁は黒漆喰とする。規模も大きく堂々とした外観を見せている。内部は、かつての土間部分は改造されているものの、それ以外はよく保存され、特に鶴を描いた襖絵が建て込まれた「鶴の間」と称する座敷は華やかである。