加田家住宅 かだけじゅうたく
員数 | 9棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、土蔵(どぞう)、茶室(ちゃしつ)、腰掛待合(こしかけまちあい)、露地門(ろじもん)、社(やしろ)、鳥居(とりい)、表門(おもてもん)、塀 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市藪ノ丁6 |
時代 | 昭和時代 |
指定年月日 | 平成19年5月15日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
昭和初期に、当主が母親の古稀を祝して建てた和風の邸宅である。主屋は昭和4年(1929年)の上棟。木造平屋建の落ち着きある建物で、庭に面して座敷を雁行形(がんこうがた)に配置する。屋根の形に変化を持たせた特徴ある外観を見せている。
庭の奥には茶室があり、腰掛待合(まちあい)や露地門(ろじもん)を配して露地(茶室に付随する庭園)を設ける。茶室は棟札から数寄屋(すきや)大工の平井儀三郎の作であることが判明している。社(やしろ)や表門、土蔵なども上質の造りであり、また全体が極めて良好に維持管理されている。