中世行幸啓御泊所跡 ちゅうせいぎょうこうけいおとまりじょあと
構成要素 | 実方院、尊勝院 |
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地域 | 東牟婁地域 |
所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 熊野那智大社、那智山青岸渡寺 |
解説
中世以降の行幸啓の宿泊所に指定されていたという実方院(じっぽういん)は、熊野那智大社参道の石段を半ば登りつめたところにあり、庭園内のモッコクの大樹や泉水(せんずい)の石組みなどに往時を偲ぶことができる。
尊勝院(そんしょういん)は、青岸渡寺の所属で、境内の下方に位置する。那智山執行職(しぎょうしょく)が代々にわたり居住した僧坊であったと伝えられ、中世以降の天皇・皇族・貴紳(きしん)の熊野詣時の宿泊所に充てられたことでその名を知られる。