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一遍上人名号碑 附 磨崖名号碑 いっぺんしょうにんみょうごうひ つけたり まがいみょうごうひ

員数 208.57平方メートル
地域 東牟婁地域
所在地 新宮市熊野川町日足字萬歳
指定年月日 昭和44年7月14日指定、令和3年4月16日追加指定・名称変更
指定等区分 県指定
文化財分類 史跡
所有者 新宮市

解説

13世紀後半に時宗の宗祖である一遍上人が熊野本宮に参詣した後、自ら刻んだ阿弥陀名号石塔を建てて「吉祥塔」と名付けたとされる名号碑である。本宮から那智山へと通じる熊野参詣道沿い、小雲取(こくもとり)山への入口である万才峠(ばんぜとうげ)を近くに控える海抜400メートルの高地にある。
「行書碑」と呼ばれる名号碑には、薬研彫りの流麗な書体で「南無阿弥陀仏」の六字名号(ろくじみょうごう)が刻まれ、火成岩の枠石にはめ込まれている。上人が建てた砂岩製の名号碑は地震のため折損していたが、宝暦10年(1760年)に他阿一海(たあいっかい)によってそれを保護するため補修されていることが、刻銘によって分かる。
近年の調査・研究で名号碑は「行書碑」と「草書碑」の二つがあること、「行書碑」から約500メートル離れた場所に「草書碑」の枠石があることが明らかになったことから、令和3年(2021年)に追加指定及び指定名称の変更が行われた。また、枠石から約500メートル下った場所にある名号碑に関わる碑文が刻まれた新宮市指定「摩崖」が附指定された。

所在地

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