雨錫寺阿弥陀堂 うじゃくじあみだどう
員数 | 1棟 |
---|---|
地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町杉野原976 |
時代 | 室町時代後期 |
指定年月日 | 平成3年5月31日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 雨錫寺 |
解説
山の中腹に南面して立地し、「杉野原の御田舞(すぎのはらのおんだまい)」などの年中行事に使われ、集落の人々によって守られてきた堂である。天明5年(1785年)に雨錫寺の管理になるまでは独立し、堂守(どうもり)が住んでいた。
桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、茅葺(かやぶき)の建物である。内部は来迎壁(らいごうかべ)の前に須弥壇(しゅみだん)と厨子(ずし)を置く以外は間仕切りがなく、周囲の柱間が全て開放されているという特異な形態を持っており、全国的にあまり例がない。
寺で所蔵する記録によれば、永正11年(1514年)に現在地に移されたとあり、建物の様式からもこの頃に建てられたと考えられる。