安楽寺多宝小塔 あんらくじたほうしょうとう
員数 | 1基 |
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地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町二川428 |
時代 | 室町時代前期 |
指定年月日 | 昭和28年3月31日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 安楽寺 |
解説
かつては東光寺といい、鎌倉時代末期の嘉暦年間に護良親王が寺号を安楽寺に改めたと伝えられている。
多宝小塔の造立は、様式・技法より南北朝時代のものと考えられる。工芸品的な小塔で、屋根は上下層ともに本瓦葺形にし、瓦棒(かわらぼう)を置いている。瓦棒に女竹(めだけ)を使っているのは珍しい。小さいながらも建造物としてまとまっており、模型としてでなく、他に例のあるように厨子(ずし)として作られたものと考えられる。