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東照宮 とうしょうぐう

員数 7棟
構成要素 本殿・石の間(いしのま)・拝殿、唐門(からもん)、東西瑞垣(東)(とうざいみずがき(ひがし))、東西瑞垣(西)(とうざいみずがき(にし))、楼門、東西回廊(東)(とうざいかいろう(ひがし))、東西回廊(西)(とうざいかいろう(にし)) 附指定:宮殿1基、棟札3枚
地域 海草地域
所在地 和歌山市和歌浦西二丁目1-20
時代 江戸時代前期
指定年月日 (本殿・石の間・拝殿、唐門、東西瑞垣)大正5年5月24日指定 (楼門、東西回廊)昭和40年5月29日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 有形文化財(建造物)
所有者 東照宮

解説

和歌浦の権現山(ごんげんやま)にあり、徳川家康と紀州藩祖徳川頼宣を祀っている。頼宣が元和5年(1619年)に紀州に入国し、同7年(1621年)に景勝地の和歌浦に造営したもので、本殿をはじめとする建築や、歴代藩主の奉納した刀剣、甲冑(かっちゅう)、装束などの多くの文化財を所有している。
社殿は権現造(ごんげんづくり)と呼ばれるもので、桁行三間、梁間三間の「本殿」と桁行五間、梁間二間の「拝殿」及びこれらをつなぐ石貼り床(ゆか)の「石の間」からなる。「石の間」は石を敷いた土間で、拝殿からは階段で石の間に下り、また階段で本殿に上がる。社殿の正面に唐門(からもん)、唐門の東西に瑞垣(みずがき)が付く。これらの建物は檜皮葺(ひわだぶき)で、彫刻や極彩色、漆塗などの装飾が全体に施されており、江戸時代初期の霊廟(れいびょう)建築を代表するものである。
楼門は入母屋造、本瓦葺の三間一戸の楼門で、正面の108段の石階段に面して建っている。丹塗(にぬり)、平彩色(ひらざいしき)の姿形の整った建物である。楼門の両脇には構造を別とする東西回廊が建つ。

所在地

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