山路王子神社の獅子舞 やまじおうじじんじゃのししまい
地域 | 海草地域 |
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所在地 | 海南市下津町市坪 |
指定年月日 | 昭和49年12月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 山路王子神社獅子舞保存会 |
解説
山路王子神社の秋祭では、奉納花相撲(泣き相撲)に先立って獅子舞が奉納される。江戸時代には既に盛んであったようである。獅子胴幕内に舞手7人(うち2人は頭舞)、ほかに笛5人、太鼓1人、鬼2人、控え若干名で演じる。舞の展開は、「幣(へい)の舞」、「山あらし」、「えばみ」、「のみとり」、「たかみ」、「ねまい」、「からみ」、「たかみ」、再び「からみ」、「ごしゃく」と演じられる。芸態(げいたい)は、古雅(こが)で、神楽として奉納された面影をよく残し、境内は、厳かな空気に包まれる。加茂谷(かもだに)(海南市下津町)を中心に類似の獅子舞が遺されているが、その代表的な姿である。(公開時期:10月体育の日)