大窪の笠踊り おおくぼのかさおどり
地域 | 海草地域 |
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所在地 | 海南市下津町大窪 |
指定年月日 | 昭和49年4月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 大窪の笠踊り保存会 |
解説
大窪は松尾山(まつおやま)の山腹の集落で、河川がない地形であることから干ばつの被害に苦しんできたため、雨乞い行事は生活を守る大事なものであった。江戸時代中頃から当地方で行われた雨乞いの方法としては二つあり、一つは高野山奥の院の灯(ひ)を賜り、高台で薪を焚く「火上げ」と、もう一つはこの「笠踊り」である。踊りの次第は、宮総代(みやそうだい)の祈祷に始まり、「入葉(いりは)踊り」で境内に踊り込み、次に新発意(しんぼち)の口上があり、「にわか踊り」、「絵島(えじま)踊り」、「かやや踊り」の順で行われる。(公開時期:7月中旬)