三郷八幡神社本殿 さんごうはちまんじんじゃほんでん
員数 | 1棟 |
---|---|
構成要素 | 附指定:棟札1枚、棟札4枚 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 海南市下津町黒田269 |
時代 | 室町時代後期 |
指定年月日 | 昭和19年9月5日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 三郷八幡神社 |
解説
神社の由来や年代は不明であるが、「三郷の宮」と呼ばれ、古くから当地の産土神(うぶすなかみ)として崇拝されてきた。本殿は棟札により永禄2年(1559年)の建立が明らかである。比較的小規模な三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の社殿で、様式的に室町時代後期の特徴をよく表す。蟇股(かえるまた)、木鼻(きばな)等の彫刻類には、輪郭いっぱいに内部彫刻が浮き出す桃山様式の先駆けが見られ、彫刻のモチーフに大根を用いるなど地域と密接な繋がりを持つ。全体的に均整の取れた姿の良い社殿である。