根来寺庭園 ねごろじていえん
地域 | 那賀地域 |
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所在地 | 岩出市根来2166,2287,2287-1,2288 |
指定年月日 | 昭和33年5月15日指定、平成19年2月6日追加指定・一部解除 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 根来寺 |
解説
この庭園は奥御殿(焼失)の北西方に社尾山(もりおやま)の鬱蒼たる樹林を負い、奇岩怪石を縦横に配置した池泉式蓬莱(ちせんしきほうらい)庭園である。享和元年(1801年)に紀州徳川家の吹上御殿御座所(ふきあげごてんござしょ)がここに移築されることとなり、同時に計画され御殿の落成に引き続いて築造されたものと考えられている。この庭園の中心となるのは奥書院庭園で、奥書院から眺める観賞本意の庭である。奥書院から裏山いっぱいに穿(うが)たれた池と山の斜面をうまく利用した庭園である。