金剛三昧院客殿及び台所 こんごうさんまいいんきゃくでんおよびだいどころ
員数 | 1棟 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山425 |
時代 | 江戸時代前期 |
指定年月日 | 昭和40年5月29日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 金剛三昧院 |
管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
客殿及び台所は、様式上江戸時代初期のものと考えられている。向かって左手に入母屋造平入(ひらいり)の客殿、右手に入母屋造妻入(つまいり)の台所が建ち、それらを正面側と背面側に2棟の屋根を架けて繋いでいる。したがって、取り合い部の中央には中庭がある。正面には宝暦8年(1758年)に建築された玄関が付属している。客殿は方丈建築の形式を取り入れ、付書院、床(とこ)、違い棚を備えた上段の間や持仏(じぶつ)の間、大広間などの部屋から構成される上質な建物である。