島村家住宅 しまむらけじゅうたく
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、門及び塀 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市堀止東一丁目1-6 |
時代 | 大正15年 |
指定年月日 | 平成17年11月10日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
長年米国に住んだ写真家が帰国後に建築した洋風住宅。大正15年(1926年)の完成と伝えられる。設計施工した「あめりか屋」は、大正期から昭和戦前にかけて日本の洋風住宅の普及に大きな役割を果たした会社。建築後数年して島村家所有となったが、当家は明治期より造り酒屋をはじめ、電力事業や路面電車(のちの南海和歌山軌道線)の経営など手広く事業を展開した。
堅牢上質な造りで昭和19年(1944年)と同21年(1946年)の大地震でも被害は少なかったという。内部は洋風を主体としながらも和室座敷を設ける。暖房や台所設備など当時から電気設備が施された最初期の電化住宅。