高野版板木 こうやばんはんぎ
| 員数 | 486枚 |
|---|---|
| 地域 | 伊都地域 |
| 所在地 | 伊都郡高野町高野山(高野山霊宝館寄託) |
| 時代 | 鎌倉~桃山 |
| 指定年月日 | 平成12年6月27日指定 |
| 指定等区分 | 国指定 |
| 種類 | 歴史資料 |
| 所有者 | 宗教法人金剛三昧院 |
| 管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
金剛三昧院を建立した安達景盛の孫、泰盛(1231~1285)が願主となって開版した鎌倉時代の当初開版を中心に、近世、近代の開版を含めて計486枚が伝わる。体裁は、桜材を用い、基本的には横長の平板で、両面を陽刻にて彫成している。その中心を占めるのは『大日経疏』20巻で、巻第一に「建治三年丁丑五月四日 於金剛峯寺信藝書」「弘安元年十一月十一日 金剛仏子良和記之」、同巻第十九には「弘安二年四月四日 於金剛峯寺信藝筆」とあり、鎌倉時代の建治3年(1277)から弘安2年(1279)にかけて版下が書写されて開版されたことが分かる。このように開版に関わる具体的な経緯が判明する事例は他にはみられない。この当初改版のものが279枚、南北朝時代・貞和5年(1349)の再刻版が38枚、桃山時代が15枚で、計332枚となる。中世から近世・近代に至るまで継続して開版された経緯、およびその伝来等から、わが国印刷文化史研究上に貴重である。