高野版板木 こうやばんはんぎ
| 員数 | 5,488枚 |
|---|---|
| 地域 | 伊都地域 |
| 所在地 | 伊都郡高野町高野山(高野山霊宝館寄託) |
| 時代 | 鎌倉~江戸 |
| 指定年月日 | 平成12年6月27日指定 |
| 指定等区分 | 国指定 |
| 種類 | 歴史資料 |
| 所有者 | 宗教法人金剛峯寺 |
| 管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
高野版板木は鎌倉時代の弘安年間から明治に至るまで営々と制作されてきたものである。開板当初には弘法大師空海の著作書を中心として、密教経典や「大日経疏」類の注釈書類が盛んに制作された。その後、仏画類や法要に用いる法則類、守護札類等、多種多様なものが開板、印刷されてきた。本板木によって印刷された刷本は高野山の僧侶たちによって全国に伝えられ、各地の寺院などに貴重な典籍として今に伝えられている。なかには、本板木によって印刷された両界曼荼羅図や「大師行状図画」等の仏画や絵巻物の刷本に彩色が施された作品も見受けられ、江戸期の浮世絵などにみられる多色刷版本への技術向上の一過程を示唆するものもみられる。このように、高野版板木は奈良の春日版や南都版と並び日本の印刷文化を語るうえで欠かすことのできない貴重な存在である。