那智原始林 なちげんしりん
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
指定年月日 | 昭和3年3月3日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
管理団体 | 熊野那智大社 |
解説
那智大滝の東側一帯が那智原始林で、古くから神社の管理のもとに保護されてきたので、滝とともに原始の姿をそのまま今日に伝えている。照葉樹林の高さは約25メートル、優占種はイスノキで、この他にツブラジイ、サカキなどを交え、テイカカズラ、フウトウカズラなどのつる植物が一層原始林としての風格を添えている。亜高木層以下の各階層はよく発達しており、構成種も極めて多い。また、シダ類も種類が豊富である。