那智大滝 なちのおおたき
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
指定年月日 | 昭和47年7月11日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 熊野那智大社 |
解説
那智山(なちさん)には4本の渓流があり、多くの滝が見られ、「那智四十八滝(なちしじゅうはったき)」と総称されるが、その中の一ノ滝に当たるのが、一般に「那智の滝」として知られる那智大滝である。
滝は原始林に囲まれ、石英粗面岩の断崖をまっすぐ落下している。高さが133メートル、幅13メートル、滝壺の深さは10メートルに及ぶ。滝は三つの落口から落ちており「三筋(みすじ)ノ滝」とも呼ばれている。熊野灘の海上からも遠望でき、那智山信仰の起源をなした日本一の名瀑(めいばく)である。