御所本の化石漣痕 ごしょのもとのかせきれんこん
| 地域 | 東牟婁地域 |
|---|---|
| 所在地 | 新宮市熊野川町西 |
| 指定年月日 | 昭和58年5月24日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 分類 | 天然記念物 |
| 所有者 | 個人 |
| 管理団体 | 新宮市教育委員会 |
解説
漣痕とは、砂や泥の堆積した表面に残されている漣(さざなみ)状のでこぼこの模様で、そのまま地層の間に挟まって堆積岩になったものが、化石漣痕と呼ばれている。
この漣痕は和田川の西側の斜面に露出している約400平方メートルの砂岩で、熊野層群と呼ばれる地層に属し、約1,500〜2,000万年前のものである。風化の影響があるとはいえ、まだはっきりと残っているその鮮明さと規模の大きさは学術上貴重である。